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増粘多糖類とはどんな成分か

化粧品のラベルに記載されている成分表示を見ていると、「増粘多糖類」なる言葉を見かけることがあります。
増粘多糖類とは、増粘安定剤として用いられる多糖類のことを指します。
増粘安定剤とは食品などにも使用されている添加物で、水分にとろみをつけてゲル状にしたり、分子がバラバラになってしまわないようにしたりする役割を持っています。
代表的な増粘多糖類としてはアルギン酸ナトリウム、キタサンガム、アラビアガムなどがあり、これらはいずれも天然由来のものです。
具体的な使いみちとしては、化粧水にしっとり感を出してお肌へのノリを良くする、乳液を安定した状態に保つ、口紅やマニキュアの皮膜を形成しやすくするといったところが挙げられます。
増粘多糖類とは、多糖類の一種です。
トウモロコシ等からとった澱粉を、細菌で発酵させて作られます。
水と合わせると粘性が出る事から、増粘剤や増粘安定剤として使われる事が多いです。
増粘多糖類は主に、自然派化粧品やスキンケア商品等の原材料として使われています。
しっとり感を向上させるために乳液や化粧水に配合されたり、粉状ファンデーションに含ませて、粉の飛び散りを防止したりします。
また、手造り化粧品の材料の一つとして、増粘多糖類そのものが販売されている場合もあります。
他にも、食品に添加される事も多いです。
ドレッシングやあんかけのタレ等に使われています。
また、嚥下障害に悩んでいる人向けの食材の開発でも注目されています。

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